また、立って20sの物を持ち、腰を20度かがめるとその負担は220にもなります。
荷物を持ち上げるときにはそれほど負担がかかるということです。
中腰で荷物を持ち上げないようにしましょう。
他には、同じ動作、特に腰に負担のかかる動作を長く続けないこと、長く運転しないことも大切です。
運転中の振動が腰に悪いのです。スポーツに関しては、腰をねじる運動は腰痛を起こしやすいので、
テニスやゴルフ、サッカーなどを行う時、腰痛を持っている人は注意しなければなりません。
今現在腰痛のない人も、準備運動などの心がけが重要です。また、ストレス、喫煙も腰痛と関係があります。

姿勢に気をつける

腰痛をお持ちの方が,自分自身で、日頃注意しなければならないことについて話をしていきましょう。
腰には体重の約70パーセントもの負担がかかっています。たとえば、立っている時の腰にかかる負担を100とすると、
仰向けに寝た姿勢は25となり、この理由で、とにかく痛みがひどいときには横になったら楽になるということが
わかりますね。そして、意外なのは椅子に座って上半身を20度かがめると185にもなるということです。
これは単に椅子に座った姿勢よりも45もふたんが多いということになります。
つまり、デスクワークなどをされる方で前かがみで仕事をされる方は、気を付けていただきたいんです。

痛み止めの薬は飲んだほうが良い

腰痛でお悩みの方が、整形外科を受診されると薬を処方されることがあると思います.
大抵「鎮痛消炎剤」と呼ばれているものが処方されるのですが、こういったものを処方された場合、
ただの痛み止めなら飲まなくて我慢してもいいのではないかとか、
薬は体に悪いのではないかと思われる方も中にはいらっしゃるかもしれません。
しかし、こういった薬はとても治療に効果があるのです。つまり薬を服用し、痛みを和らげることが、
先ほどお話した、体が目分で治そうとする働きを助けてくれるからです。
痛みを放っておいては.筋肉がこわばって血行が悪くなり、痛みが取れにくくなるのです。
そういった薬の役割も知っておいていただければと思います。
薬で胃腸障害の出やすい方は食直後服用するか、

空腹時なら、牛乳を飲んでから服用するようにすると良いでしょう。

痛い時は安静にする

それでは、慢性腰痛をどのようにしてコントロールしていったらよいか、話しをしていきましょう。
先ほども言いましたが、その前に腰痛の原因が重大な病気によるものではないことを確認してください。
一般的には、日常の生活の中で腰痛が出てきたら、とにかく安静を取ることです。
安静にすると人の体は、自然に腰痛を回復させていく力(自然治癒力)を持っているものなのです。

そのことを忘れないようにしてください。      

腰に負担のかかる生活、もしくは仕事をしていながら,腰痛を治そうとしてもそれは無理な話です

院長:腰痛というものは背骨や筋肉の老化や障害によっておこることが多いのですが、
腰痛をお持ちの方の中には、腰痛がなかなか治らないという方が多いと思います.家事や子育て、
仕事で腰を痛くしてしまうという人は多いでしょう。腰痛はできれば完治するのが一番いいのですが、
それは不可能に近いことなので、腰痛と上手に付き合うことの方が現実的な考え方だともいえます。
腰痛には体質もあって、生まれつき腰が強い人弱い人があります。

腰があまり強くない人は日頃どういう時に腰が痛むかを考えて痛みが出ないよう生活の中で
気をつける必要があります。腰痛には「急性腰痛症」いわゆる「ぎっくり腰」と、
いつのまにか痛くなってくる「慢性腰痛症」があります。
今日は「慢性腰痛症」についてお話をしたいと思います。

腰痛の方へ

 

「腰痛の予防とコントロール」

この内容は平成17年4月20日 NHK「オアシスクリニック」で放送されました。

キャスター:今日のテーマは「腰痛の予防とコントロール」についてです。
腰痛は風邪と同じ位多い疾病だともいわれているので
お悩みの方は多いのではないでしょうか.
さっそくお話を伺っていきましょう。
本日お話しをしていただきます、
整形外科医の市ケ谷学先生です。

(よろしくお願いします。)

血行を良くすることが大切

お風呂は腰痛を改善するために役に立ちます。
お風呂は血行を良くし、筋肉の緊張を和らげ、また精神的にリラックスできるという意味で効果があります。
温泉はさらに効果的です。大分には温泉が豊富に
リますので、活用できますね。
ただ、このお風呂に関しては、ぎっくり腰のように、痛みがひどい時は逆効果になる場合がありますので
気をつけましょう。腰痛のときお風呂に入って、気持ちがいいようであれば良いでしょう。

ストレッチしましょう

最後に、ストレッチについて話をしていきます。ストレッチ(いわゆる柔軟運動)をすることによって
筋肉や靱箒を伸ばして、腰を柔軟にして、筋肉の緊張を取り除くことができます。
ただ、腰痛の程度や運動の種類を間違えることによっては悪化することもありますので、
専門の医師に相談して行うようにしてください。

では、いくつか実際にやって見ましょう(キャスターと挑戦。)      

腰痛を我慢してはいけない

長い間腰痛をお持ちで、時々腰がひどく痛くて困るという方がいらっしゃると思います。
けれども、腰痛はどうせ治らないからとほったらかしにしている方も多いではないでしょうか。
そういった方に知っておいて欲しい
ことがあリます。腰痛は我慢してはいけないということです。
強い痛みを我慢していると神経が痛みをより感じやすくなるように変化するということがわかっているのです。さらに痛みの性格も変わることがあります。これを「神経因性疼痛」といいます。

したがって、痛みが長引けば長引くほど腰痛が悪化するケースも少なからずあるわけです。
また慢性の腰痛には原因がわかりにくく、時として重大な病気で腰痛が起こっている可能性もあるので
できるだけ早く整形外科医の診察を受けることをお勧めします。整形外科でレントゲンや
MRI
その他の検査で、その腰痛がどんな原因によるものかを診断します。

腰痛の予防というのは前もって防ぐということで意味がわかるんですけれども、
コントロールというのはどういうことでしょうか?

 





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