今週のお花⑤
今週の病院玄関に飾られる『花巧房KAZU』さんからのお花は、スイトピー・トルコキキョウ・アセビです。
アセビは英語で「Japanese andromeda」です。
西洋にもともと存在したandromedaという花に似ていることから名付けられました。
花言葉は、「犠牲」「献身」です。
「ギリシア神話に出てくるエチオピアの美しい王女アンドロメダは、国を救うために怪物の生贄になりましたが、英雄ペルセウスに救われてその妻になりました。」
それが、花言葉の由来だそうです。
和名のアセビのように、葉や茎などにアセボトキシンという毒を含んでいます。
「馬酔木」という漢字表記は、食べると馬が酔ったような状態となることからきています。
アセビという読みは「足しびれ」が転訛したものだそうです。
可愛らしい見た目とは裏腹に、実は毒をもっているんですね。
昔の人は、葉や茎を煎じて毒成分を抽出して農作物の害虫駆除に使ったり、くみ取り式トイレではウジ虫を殺すのに使ったそうですよ。