星状神経節ブロックが効果が期待できる病気① 風邪
前回までは、星状神経節ブロックはどんな効果があるのか?やどのように体に効いているのか?
などのお話でした。
今回からは、少し具体的にお話してみたいと思います。
例えば、風邪。
星状神経節ブロックを行うと風邪をひきにくくなる効果が期待できます。
風邪をひくかどうかや、たとえひいたとしても重症にならないかどうかは、その時のからだの免疫力(ウイルスへの抵抗力)によって決まります。
もちろん、手洗い、マスクは大切です。
それに加え、免疫力が高ければ風邪をひきにくいのです。
風邪はほとんどがウイルスの感染によるものです。
毎年流行するインフルエンザも世間を騒がしているコロナも風邪の一種です。
インフルエンザウイルスに対してはワクチンがありますが、
ワクチンの効果が持続する期間はせいぜい半年程度で、ウイルスの型が変わってしまえば
ワクチンの効果は期待できないので完全な予防は難しいです。
当院で、星状神経節ブロックを定期的に行っている方は免疫力があがって風邪をひきにくいし、
ひいても軽い方が多いです。
もちろん、星状神経節ブロックやワクチンだけをしていればいいというお話ではなく、
手洗いやマスクも忘れずに行ってくださいね。
星状神経節ブロックを受けている方々は、風邪予防のために受けていたわけではありませんが、
ほかの病気の治療で行っていたときに
副次的に風邪をひきにくくなっていることに気づきました。
星状神経節ブロックを繰り返し行っていることで、免疫力が強化された結果として風邪もひきにくくなったと思われます。
最近もめっきり寒くなってきましたね。
このような季節の変わり目で体調をくずしやすいときこそ、星状神経節ブロックを試してみてはどうでしょうか。