注意!こどもの腰痛 腰椎分離症③ コルセットはしっかりとつける。
疲労骨折である腰椎分離症をくっつけるためには、硬性コルセットや自分の腰にしっかりとフィットした軟性コルセットが必要になります。
骨折を治すときに、シーネやギプスを思い浮かべるかもしれませんが、腰の場合にそれらは大変なのでコルセットで代用しているのです。
また、コルセットは入浴や就寝の時以外は、つけていないといけないので、10歳代の男の子にとってはかなりつらいことだと思います。
途中どうしても「ちょっとくらいコルセットを外したって痛くないから…」ということで、外来受診のときにコルセットをつけてこない人もいらっしゃいますが、その時は、ちゃんとコルセットを装着しないと痛みも長びくし、分離部分がくっつかないことをお伝えしております。
また、コルセットの装着がつらかったら、まず受診していただき相談をしていただくようにもしております。
コルセットをたとえしっかりとつけていたとしても、くっつかないこともあるのが分離症の特徴なんですよ。
コルセットをしなかったら、分離症がくっつくみこみがさらに低くなりますよね。
だから腰椎分離症の治療でつけるコルセットは大事なんです。