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変形性膝関節症の治療 手術療法 変形性膝関節症⑩

[2022.12.03]

変形性膝関節症が進行して保存療法では改善しなくなった痛みに対しては、手術療法が選択されることがあります。

これには膝の変形を矯正して痛みを解消する「高位脛骨骨切り術」や、この手術ができない程すり減った膝関節に対しての「人工関節置換術」があります。

手術にも長所と短所があります。

例えば、高位脛骨骨切り術は関節内に人工物を入れないので関節が良く動き、術後のある程度の労働にも耐えます。

しかし、もともとの関節を維持する手術である以上、10~20年後に老化が進む可能性は避けられず、また手術に伴う外反変形を嫌う人もいます。

一方、破壊された関節表面に人工材料をかぶせて痛みのない関節を再建する人工関節置換術では、歩行開始や社会復帰が早いという利点があります。

しかし、関節可動域の低下が起こるため、スポーツや労働は制限されます。

また10~20年後に新しいものと入れ換える可能性があります。

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