膝に水がたまる関節水腫 変形性膝関節症③ [2022.11.25] 膝に水がたまる(関節水腫といいます。)ことがありますが、これは炎症を起こした滑膜から多量の関節液が分泌されるために起こります。 炎症を起こした滑膜からは、さらに炎症を誘発する種々の化学物質が放出され、軟骨の変性を進行させます。 軟骨に変性が進行する一方で、その周辺では骨や軟骨の増殖が起こり、とげ状の骨隆起(骨棘と言います。)がつくられます。 この骨棘による機械的な剌激も滑膜炎を悪化させるきっかけになります。 こういった悪循環が起こることで、変形性膝関節症はどんどん進んでいきます。 前の記事へ次の記事へ