腰痛になったらどんな薬を処方するの?
前回は、腰痛の持続期間で急性期(発症から1カ月)、亜急性期(1~3カ月)、慢性期(3カ月以上)と呼び名が変わるということをお話させていただきました。
急性期ではロキソプロフェン・セレコックスなどの消炎鎮痛薬を使用します。
これらの薬は慢性腰痛にもある程度は効果がありますが、薬が効かなくなったときはオピオイド系の薬やデュロキセチンという薬もあります。
実際に腰痛に処方することが多い薬は、ロキソニンやセレコックスですね。
最近では、ロキソプロフェンはドラッグストアでも手に入りますよね。
ロキソプロフェンは鎮痛効果もあり、患者様からの評判もよいのですが、長期に内服している方では胃腸障害がでたり、高齢者では腎機能障害が起こることがあります。
そのような副作用の可能性がすくないアセトアミノフェンという薬もありますが、
基本的には、痛みがある程度落ち着いたら、薬物療法だけに頼らずに、温熱療法・運動療法などのリハビリやブロック注射なども組み合わせていきます。
認知行動療法として、ある程度腰が痛くても動けるような気分になることも大事ですね。