こわい腰痛
[2022.02.06]
腰痛の患者様は毎日のように訪れますが、なかにはこわい腰痛もまぎれているので気が抜けません。
腰痛ガイドラインではレッドフラッグスというものがあり、見逃してはいけない疾患を示唆する徴候をさします。
下記がレッドフラッグスです。
・発症年齢<20歳または>55歳
・時間や活動性に関係ない腰痛
・胸部痛
・癌、ステロイド治療、HIV感染の既往
・栄養不良
・体重減少
・広範囲に及ぶ神経症状
・構築性脊柱変形
・発熱
レッドフラッグスが当てはまれば、悪性腫瘍・感染・骨折など日常生活に危険性の高い重要脊椎疾患や大動脈解離等の緊急に対応しないといけない内科疾患の可能性があるために、より慎重に診察や検査を行う必要があります。
皆様もレッドフラッグスに該当した場合や疑わしい場合は早めに医療機関に相談しましょう。